この記事では、
など箱根駅伝の豆知識として、裏話や歴史的エピソード、意外と知らないトリビアなどを紹介しています。
箱根駅伝がスタートするのは、毎年午前8時です。
最初の区間、1区を走る選手は一体何時に起きて準備を始めているのでしょうか?
大学によってそれぞれですが、ほとんどが午前3時に起きて準備を始めるようです。
もちろん、当日だけでなく、身体を慣らすためにも1週間前からは、その時間に起きはじめます。
近年は起床時間が早くなり、午前3時よりも早い時間に起きる選手も増えています。
これは、レース前のコンディションをより高め、パフォーマンスを最大限に引き出すための戦略です。
例えば、2023年の優勝校である駒澤大学は、選手全員が午前2時45分に起床していました。
起きたら、身体を少しづつ動かし午前4時に朝食を食べます。
まだ真っ暗な時間帯です。
大会がスタートする時間帯には気温も上がりはじめ発汗しやすくなるので、水分補給は大事ですが、途中でトイレに駆け込むようになっては大変です。
煎茶や紅茶は利尿作用があるので、麦茶が好まれて飲まれています。
また、つめたいものより温かいものが良いようです。
朝食の内容も、よりエネルギー効率と集中力を高めるものへと変化しています。
定番の白米に加え、おかずには魚や納豆、卵など、タンパク質をしっかりと摂取する選手が多いようです。
また、糖質の補給としてバナナやヨーグルトなども取り入れられています。
箱根駅伝は真冬の寒い時期に開催されるので、雪が降る事もあります。
しかし、今までの大会で一度も天候による延期、中止はありません。
過去で天気が大きく荒れたのは第82回大会ですが、雪が舞い散る中、大会は実行され見事、無事に全選手が走り切っています。
大会の中止基準は明確に定められていませんが、主催者である関東学生陸上競技連盟と関係各所が協議し、安全を最優先に判断されます。
一般的には、路面凍結や強風など、選手生命に関わる危険があると判断された場合に中止となる可能性があります。
金栗杯は箱根駅伝のMVPと呼ばれるもので、「日本マラソンの父」と呼ばれる金栗四三(かなくり しそう)氏の功績をたたえるために、第80回大会から新設されました。
最優秀選手賞のことで、第1回の受賞者は筑波大の鐘ケ江幸治。
”元祖・山の神”の順天堂大・今井正人と、”新・山の神”東洋大・柏原竜二も、山上り5区で区間新記録をだし、それぞれ3度受賞しています。
明確になっていませんが、区間賞でかつ区間新記録を出した選手が選ばれる傾向にあるようです。
2024年大会は、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに沿道応援が解禁されました。
箱根駅伝は、日本における冬の風物詩として長年愛され続けています。
箱根駅伝は、単なる駅伝競走ではなく、ドラマや歴史、人間の情熱が詰まった特別なイベントです。
今回紹介した豆知識は、箱根駅伝をより深く理解し、楽しむためのヒントとなるでしょう。
ぜひ、次回の箱根駅伝開催時には、これらの豆知識を参考に、熱心に応援してみてください。